タケプロンで抜け毛・脱毛が起こる?

 

タケプロンに限らず、医薬品を服用する際は「抜け毛・脱毛」の症状がないかどうか気になります。ちょうどタケプロンを服用していたときに抜け毛が起こって、「タケプロンのせいでは?」と思っている人もいるでしょう。

 

ここでは、タケプロンと「抜け毛・脱毛」の関係について解説します。

 

タケプロンの副作用には「脱毛」がある

 

まず第一に言えることは、タケプロンには「抜け毛・脱毛」の副作用があります。

 

抜け毛・脱毛 0.1%以下

タケプロン添付文書:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00043499.pdf

 

↑にある通り、確かにタケプロンの副作用の項目に「脱毛」という記述があります。ただ、その確率は0.1%以下なので、大半の人には出現しません。タケプロンの副作用によって抜け毛・脱毛が起こるのは、非常にレアケースと言えるでしょう。

 

タケプロンの間接的な脱毛・抜け毛

 

タケプロンの副作用で直接脱毛や抜け毛が起こるのは0.1%以下とかなり低確率です。むしろそれより多いのは、タケプロンの作用によって間接的に抜け毛が起こるケースです。

 

湿疹・発疹などからくる抜け毛

 

こちらも低確率ではありますが、タケプロンの副作用によって発疹などの皮膚症状が出て、その影響で脱毛・抜け毛が出る可能性はあります。とはいえ、もともとタケプロンの副作用で発疹が出る可能性は0.1~5%となっており、さらにそれが頭皮に出て抜け毛が起こるとなると確率は下がるので、それほど起こる症状ではないでしょう。

 

過敏症からくる抜け毛

 

タケプロンだけでなく、ほとんどの医薬品には「過敏症」のリスクがあります。たまたまその医薬品が体に合わず、過敏症となって現れてしまうわけです。そしてこの過敏症は「光線過敏症」という形で出る場合があり、太陽の光や部屋の明かりに皮膚が反応して、ただれたり湿疹が出たりしてしまいます。

 

この光線過敏症は一般的な抗生物質にもあるものなので、タケプロンだけがリスキーというわけではありません。根本的な原因は不明ですが、赤ちゃんからお年寄りに至るまで可能性はあります。ただ、確率としては非常に低いです。

 

ビタミン不足からくる抜け毛

 

タケプロンには、ビタミンの中でも、とくにビタミンB12が不足しやすいという特徴があります。ビタミンB12は、通常は動物性タンパク質が胃酸によって分解されて生成されます。しかし、タケプロンはプロトンポンプ阻害薬なので、胃酸が抑制されます。その結果、ビタミンB12が不足しやすくなってしまうのです。

 

髪の毛の成長にはさまざまな栄養素が関わっていますが、その中の一つにビタミンB12があります。タケプロンの服用によって不足したことにより、抜け毛が増えてしまうというケースは考えられます。

 

このように、タケプロンが原因となる脱毛・抜け毛は、副作用以外にもいろいろあります。

 

ただ、そのどれも基本的には非常に低確率で、すべて足したとしてもほとんどの人は該当しないでしょう。タケプロンの服用後劇的に脱毛が増えたなら疑うべきですが、なんとなくタケプロンが悪い気がする、という程度であれば他の要因も疑ったほうがよいでしょう。脱毛・抜け毛は「ストレス」「生活習慣・食習慣の乱れ」「シャンプーが合わない」「タケプロン以外の医薬品の副作用」「甲状腺機能の低下」「老化」など実にさまざまです。

 

どうしても気になるなら、皮膚科やAGAクリニックなどに行って、専門医の診察を受けたほうがよいでしょう。