タケプロンは頓服として使えるの?

 

胃痛や逆流性食道炎などの消化器系の疾患は、常に症状が出るわけではなく、夜や寝起きなどに急に出たりすることが多いです。そのため、タケプロンが頓服として使えるのか?と気になる人もいるでしょう。

 

タケプロンは頓服にはならない

 

まずはじめに、タケプロンは頓服としては使いません。

 

→タケプロンの服用期間は?長期投与はOK?

 

↑でも紹介していますが、原則として、タケプロンは6~8週間の期間を設定し、その期間服用して症状の改善を目指す医薬品となります。そのため、ピンポイントで1回服用する「頓服」の使い方は想定されていません。

 

また、そもそもタケプロンは服用してすぐに効果を発揮する医薬品ではなく、飲み始めて1週間でようやく効果が実感できるものになっています。

 

→血中濃度・半減期と発現・持続時間は関係ある?

 

そのため、即効性と言う意味ではあまり期待できないのです。あくまでも、服用を続けていく過程で、だんだん症状が良くなってくるものになります。

 

ガスターを頓服として使っていい?

 

胃酸を抑える医薬品の中で、ある程度即効性があるものとしては「ガスター」があります。ガスター10などの市販薬もあるので、タケプロンを利用つつ、つらいときにガスターを服用するという使い方を考えた人もいるでしょう。

 

しかし、基本的にはタケプロンとガスターの併用はNGとなります。胃酸を抑える力はタケプロンの方が強いので、ガスターを併用したとしてもあまり意味がないのです。夜の間に胃酸が出やすいタイプの逆流性食道炎の場合、例外的にガスターが処方されることがありますが、まれなケースです。

 

なので、自己判断でガスター10などの市販薬を服用するのは避けるようにしましょう。もしある程度の期間タケプロンを飲んでいてもあまり効果が実感できない場合は、増量や1日2回投与、あるいは他のPPIへの切り替えなどを検討することになります。

 

胃酸過多があって、まだ何の薬も飲んでいない、という場合は、市販のガスター10をまずは試してみるのも悪くはありません。しかし、すでにタケプロンを服用している場合は、頓服薬として別の薬を飲むのは避けるようにしましょう。