タケプロン服用でアレルギーが起こることはある?

 

タケプロンを服用することによって、アレルギーのような症状(発疹や皮膚のかゆみなど)が起こるケースがあります。

 

タケプロン服用でアレルギー(過敏症)が出る仕組み

 

人間の体には、侵入してきた成分から体を守る「免疫」という仕組みがあります。そのため、細菌・ウイルスが侵入してきたときに免疫が働き、病気になりにくい体を作ることができます。

 

ところが、人によっては体に害がない成分に対して免疫が働いてしまうことがあります。代表例は「花粉」で、体内に入った花粉に免疫が過剰反応し、鼻水・くしゃみといった「アレルギー反応(過敏症状)」を起こすのです。

 

そして、こういったアレルギー反応はタケプロンを含む医薬品全般で起こる可能性があります。服用したタケプロンの成分が抗原となり、体内の免疫の働きによって抗体ができることによって、再度タケプロンを服用したときにアレルギー反応が起こることがあるのです。

 

タケプロンでアレルギー反応が起こる確率は?

 

ここで気になるのが、タケプロンでアレルギー反応(過敏症状)が起こる確率です。まず押さえておきたいのが、過敏症状にはどのようなものがあるのか、という部分です。

 

  1. 薬疹(発疹・蕁麻疹・かゆみなど)
  2. アナフィラキシー
  3. その他重大な副作用(発熱・肝機能障害など)

 

↑が過敏症状としてよくある症状となりますが、そのうち「薬疹」が全体の8割以上を占めています。タケプロンでもそれは同じで、アレルギー反応が出た場合、ほとんどのケースでは発疹・蕁麻疹・かゆみといった「薬疹」の形で現れます。

 

→過敏症副作用症状

 

症状

確率

発疹

1~5%未満

かゆみ

1%未満

参考ページ:タケプロン添付文書

 

確率としては↑のとおりです。ざっくりとした確率しかわかりませんが、発疹については1%以上はあることになるので、最低でも100人に1人はアレルギー反応が出ることになります。

 

その他の症状については、確率はかなり下がります。

 

症状

確率

アナフィラキシー

0.01%未満

参考ページ:Lansoprazole Side Effects

 

アナフィラキシーについては0.01%未満となり、評価も「Very rare(非常にまれ)」となっているので、たいていの場合は発症することはないでしょう。ただ、発症した場合は危険な状態になるので、速やかな対策が必要となります。

 

タケプロンのアレルギーが出たらどう対策する?

 

まず第一に言えることは、「アレルギー反応(過敏症)が出た場合、速やかにタケプロンの服用は中止し、二度と服用しない」というのが大原則となります。

 

そのためには、まず今出ている症状が「アレルギーによるものかどうか」を調べる必要があります。自己判断は難しいので、まずは医師の診察を受け、問診などによってアレルギーかどうかを判定してもらう必要があります。

 

一般的には、薬(この場合タケプロン)の服用を中止し、それによって症状が軽くなるようであれば、「原因はタケプロンのアレルギーだった」とういことでその後の服用はしないことになります。その他、リンパ球刺激試験などの試験によって原因となる薬品を判定していく方法もありますが、それは医師に任せることになります。

 

そして、大抵の場合、原因となる医薬品の服用をやめれば、数日から1週間程度で症状が軽くなっていきます。ただそれでも症状が治まらない場合は、抗ヒスタミン薬やステロイドなどの治療を行うことになります。

 

いずれにしても、素人ができることはあまりないので、「これは過敏症?」「アレルギーが出たのでは?」というときは速やかに医師の診察を受け、原因を判定してもらうべきでしょう。

 

もしアナフィラキシーなどの重いアレルギー症状が出た場合も、タケプロンを服用していることを申告するとスムーズに診察できるでしょう。